ねんねトレーニング

寝る子か、寝ない子か。

これによって育児の辛さは雲泥の差。

我が家の長女は、それはそれは寝てくれる子でした。
母初心者の私としては、あまりに寝るので心配で助産師さんや育児経験者に問いてきました。

「こんなに寝て大丈夫なのか」と。

キヨナゲ

うちの子、おっぱいの時間になっても起きないんです…

助産師さん

あら~、眠り姫ちゃんなのね~

キヨナゲ

うちの子、寝すぎて怖いんだけど・・

友人

寝れるから良かったじゃーーん!

こんなやりとりを数人と繰り返したところで誰かに問うことをやめて、経過観察することにしました。

どれぐらい眠るかというと。

夜中にお腹が空いて「オンギャー」と泣いてくれると

「よくやった!」
「でかした!」

と、すでに深い眠りにつき、たたき起こされたのにも関わらずそう思えたのです。

それぐらい起きなかったので、時間になったら長女を起こし授乳する。
または、寝たままでも飲ませていました。

私が覚えているかぎりでは、夜泣きは数回のみ。
病気の時の夜泣きありましたが、
病気のときほどよく寝る時もあり、呼吸を確認をするために私が何度も起きていたほどです。

そんな眠り姫だった我が家の長女も現在4才。
元気に育っております。

長女のようによく寝る子だったら、双子育児でも睡眠を確保できて、なんとか乗り越えられるかもしれない。
と淡い期待をいだきました。

けど、そうでないときは地獄だな。

と容易に想像がつきました。

なにせ、夜泣き経験がない。
完全ミルク育児の予定なので最大武器のおっぱいもない。

丸腰でなんて戦いたくない。

長女出産2か月後に産後骨粗しょう症となり、腰椎を圧迫骨折した私。
その後遺症で、おんぶ&抱っこを長時間すると、体がバッキバキになり翌日は使い物にならなくなります。

という経緯から、おんぶ&抱っこでの寝かしつけ
という選択肢はありませんでした。

なので、妊娠中から調べました。

どうやったら体の負担を最小限にし、自分の睡眠を確保できるのか…

そして、この本にたどりつきました。


ジーナ式ネントレ


そして、双子出産。

淡い期待は見事に裏切られ
夜中、めっちゃ泣くじゃん。

2人交互に。または同時に。

そんな我が家の長女&双子育児。
この本がなければ夫婦で共倒れしていたと言っても過言ではありません。

読んだことがある方はご存じかと思いますが…

授乳の時間・ねんねの時間・遊びの時間 
などが細かく区切られていて
私にとっては相当キツいタイムスケジュールでした。

早々にあきらめようかと思いましたが…

私にとって睡眠は1番大切です。

ですが、眠りに入るのが不得意で…
昼間に時間があってもなかなか眠れないのです。

睡眠不足に陥ると、イライラしますし、集中力も体力も判断力もなくなります。

そんな状態で3人の育児をするなんて地獄です。
というか、無理だと思いました。

なので、夜泣き地獄対策を出産前に何かしら探しておくことはマストだと思っていましたので、このジーナ式を諦めることができませんでした。

産後、ホルモンバランスの崩れた中、睡眠不足に陥ってしまった後では
情報や方法を探す体力・集中力・判断力は無くなっています。
妊娠中は自分に合いそうな何かしらの対策をいくつか検討しておくのがベターです。

その後、ジーナ式ネントレを諦めきれないまま、
どうにかしなくては、何か方法はないかと
ジーナ式を実践している方の情報を探しました。

結果。

ゆる~~く、ジーナ式ネントレをやっている方が多数。
(注・検索方法によると思いますが。笑)

ですので、私もゆる~く始めました。


まず始めたことは。

朝7:00に起こすこと。(双子同時に)

出産後、義実家にお世話になっていた2か月目ぐらいから、
ゆるーく。じみーに。
これだけ始めました。

我が家の双子は、予定通り完全ミルクです。
生まれたときから3~4時間間隔にミルクを飲んでいたので、ミルクの飲む時間に関してはそのままでした。

ネントレを始めたのが生後2か月はじめ頃。
その翌月に家に戻り、1か月程は義母に手伝いに来てもらいながら長女+双子育児がスタートしました。


夫と長女が保育園から帰るのが19:00前後

夫→ 仕事と育児でお疲れ。
長女→赤ちゃん返りで抱っこ抱っこ。
私→ 双子の世話で疲れMAXからの夕食つくり、後片付け等々。

この状況からの夜の寝かしつけ、無理です。
やりたくない。

なので、ジーナ式続けました。
なんとかなることを願って。

けれど、続けたことは

だいたい同じ時間にミルクを飲ませて
だいたい同じ時間にベッドに寝かすこと。

(ベッドに置くだけで、寝るか寝ないかは別問題です)


ジーナ式を始めた当初は本の通りに

19:30頃
ベビーベッドに寝かせ部屋をでる
双子泣く→泣き続ける
時間を計ってトントンしに行く
部屋を出る
双子泣く→泣き続ける
時間を計ってトントンしに行く

この繰り返しをしていました。
泣き続けて諦めて寝てしまうことはありましたが、

本のように『ベッドに置いたら寝に入る』

にはなりませんでした。

そりゃ、そーです。
ジーナ式のネントレを参考にしているだけで
本に書かれていることの1割ぐらいしか従っていないので。

ですが、上記に書いたように

だいたい同じ時間にミルクを飲ませて
だいたい同じ時間にベッドに寝かすこと。

(ベッドに置くだけで、寝るか寝ないかは別問題です)

だけは、続けていました。

しかし…
ベッドに置く→泣く→泣き続ける。
これは変わらず。

疲れMAXで、長女のことも気になる私は

「もう寝てくれっ」

と祈るような気持ちでした。

一方。
ジーナ式を知らない夫。
ジーナ式を始めた当初
私のやり方に口を出さず静観していましたが
泣き続ける双子が心配になり

すごい泣いてるね…

キヨナゲ

はぁ?

愛情不足になりそうじゃない?

キヨナゲ

はぁ?
じゃ、やってよ!

そして、夫は無言のまま双子のもとへ行き
双子が寝に入るまで優しく”トントン”し寝かせました。

そこから、寝かしつけは夫の仕事となりました。

コツをつかんだ夫は、早い時は10分程度。
時間がかかっても30分以上かかることなく
”トントン”で泣かしつけを完了してくるようになりました。

夫いわく、抱っこやおんぶはせずに

”高速”トントン”
という『技』で寝かせているようです。

『指先だけを使い、優しく胸元を高速でトントンする』とのことです。

なんだ、それっ。

と思いませんか。
私は思いました。

だって…

キヨナゲ

ここまで、調べ・準備・実践してきたのは
私ですからっっっ

ですが、夫に丸投げして、夫が自分で作り出した『技』です。

かける言葉は

グッとこらえて

「すごいじゃん!」

以上。

どうにもならないときは、パートナーに丸投げ。

その後、ジーナ式 + 高速トントンで
夫が寝かしつけ担当になりました。

そして…
生後半年頃には、双子のうち1人は
ベッドに置く→寝る
をマスターしました。

もう1人は、寝に入るまでトントンが必要で且つ、物音にも敏感で夜泣きも多々ありました。

マスターした子の方が泣くこともあったり
敏感な方の子がスーーっと寝に入ることもあったりとしながらも、ベッドで1人で寝ることに2人とも慣れていってくれました。

結果として。
双子を育て、同じようにネントレしても
違う結果になることが実証できました。

当たり前だけど、ねんねが上手な子もいれば、下手な子もいる

そして、現在。双子1歳半。

なんと。

マスターした方の子が、寝る前に必ず泣いています。笑

そして、
敏感な子の方が
ベッドに置く→寝る 
が、とても上手になりました。

しかし、今は”トントン”も”高速トントン”もしていません。

ベビーベッドの横に置いた通常サイズのベッドに、私(または夫)と長女が横になり
21:30頃までに全員で寝ます。

双子が泣いたら、ベビーベッドの柵から手を入れて、雑に軽くトントンするぐらいです。

まとめ

子供を3人育てる中で、やはり睡眠が1番大切だと日々実感しています。

「ジーナ式ネントレをやった」

というより、

「ジーナ式ネントレを知っている」

といった方がいいぐらいしか内容を実践していませんが、何よりも、
こういう方法があることを知り
頭にざっくりと入れておくことで
都合よく自分や子供に合わせて進めていくことができました。

決して
無理せず。
追い詰めず。
潔く諦める。

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